WordPress保守の「料金表」を公開!月額費用で比較すべき項目と安価な業者の危険性
はじめに:費用は安いほど良い、はWordPress保守では通用しない理由
「料金表で一番安い業者」を選ぶ。
これはWordPress保守サービスの検討において最も失敗しやすい判断基準です。
保守の本質は、「止めない・壊さない・早く戻す」ための体制と運用。
この3つは監視・バックアップ・更新検証・復旧体制(SLA/オンコール)といった目に見えにくい工数で成り立っています。
安価ということは、それらが省略・簡略化されている可能性が高く、結果としてダウンタイム、追加請求、機会損失で割高になるケースが最大の懸念点・リスクとなります。
料金は作業の数ではなく、リスク低減と復旧速度(MTTR)に対して支払うもの。ここを外すと後で高くつきます。
【実態公開】WordPress保守サービスの「料金表」の構造と内訳
保守サービスが「月額費用」と「スポット費用」に分かれる理由
月額費用は、平時運用の品質を担保するための定常作業が中心です。
- 24時間監視/アラート:異常検知と一次切り分け
- 自動/手動バックアップ+復元リハーサル:戻せる状態を常時維持
- アップデート運用:ステージング検証→本番反映(WPコア/テーマ/プラグイン)
- 脆弱性情報のトラッキング:既知の穴への迅速対応
- 軽微改修/保守チケット:小さな不具合や調整を随時処理
- 月次レポート:変更履歴・インシデント記録・次月計画
一方、スポット費用は突発インシデントの復旧(改ざん・ハッキング・表示不可など)に対して「都度」発生。
是非知っておいていただきたい点として、月額対応での充実度が高いほど、スポットの発生確率とダメージ(つまり対応費用)が低減します。
料金表に記載されない「緊急時の費用」とは
WordPressの保守に関する料金表に明記されづらいのが緊急時の実費です。
- 時間外/深夜・休日対応のオンコール料金
- 初動調査・ログ解析・マルウェア駆除の追加工数
- WAF/サーバー設定変更、CDNやDNS調整、検索エンジン再審査
- 広告アカウントのマルウェア判定解除対応
月額が安くても、緊急時の「対応範囲外作業」や「時間外割増」で高額化することがあります。事前にしっかりと条件を確認しましょう。
安価な月額保守業者の「落とし穴」と3つの危険性
トラブル時の「対応範囲外」による追加請求
「月額1万円!」とアピールし、実は監視なし・復元テストなし・緊急は別見積というケースが散見されます。
結果、いざという時に高額なスポット費+長い復旧時間で、総支払額と損失が膨張します。
専門性不足による問題の「根本解決」ができないリスク
プラグイン互換、DB、サーバー、セキュリティ運用に不慣れだと、場当たり的な復旧でかなりの高確率で再発します。
バックドアの除去・侵入経路の特定・恒久対策まで踏み込めないと、同障害は無慈悲にも反復します。
可視化と体制の欠如(監視・記録・世代バックアップが貧弱)
監視がないから発見が遅い、記録がないから再発防止に活かせない、バックアップがあっても復元手順がない。
この3点欠如はMTTRを著しく悪化させ、ブランド・SEO・広告効率の毀損に直結します。
WP KEEPERが提供する「金額以上の価値」と費用対効果のロジック
保守を「保険」と考えるべき理由:年間損失額との比較
サイト停止は、「失う利益」と「信用失墜」のダブルパンチです。
損失の簡易試算例として、たった3日のサイト停止が、あなたのビジネスに与える機会損失を考えてみてください。
見込み客からの問い合わせや資料請求の機会を失うことは、サイトの貢献度によっては数十万円を超える営業機会の損失に直結します。これは、停止期間中に受け取れたはずの収益です。
安心できる保守サービスへの年間保守費用は、この「たった3日の停止でも発生する可能性のある損失」を下回る金額で、機会損失と復旧時間を最小化するための保険となります。保守の質(24時間監視、即時復元体制)が高いほど、損失額を圧縮できる。これが最大の費用対効果です。
費用対効果:自社のスタッフが対応した場合との比較
非専門家である担当者や社内のエンジニアが緊急復旧作業に追われる時間、その間の本来業務の停止、深夜・休日対応の残業代など、目に見えない人件費コストが年間数十万円に容易に達します。
これに加えて、セキュリティ教育や監視ツールの費用、そして属人化リスク(その人が不在・退職)も無視できません。
外注保守は、自社の高コストな人件費を割くことなく、即戦力の体制・ノウハウ・ツールを「月額で共同利用」することと同義です。これにより、初動と再発防止の体制を平準化し、コストを最小化できます。
WP KEEPERが選ばれる理由と料金表のご案内
WP KEEPERは、安価な業者で散見される「対応範囲外による追加請求」や「根本解決の不在」といった落とし穴を、『止めない・壊さない・早く戻す』ための専門的な体制で回避します。
WP KEEPERが提供する安心の保証体制は以下の通りです。
- トラブルの未然防止
24時間監視/アラート & 一次切り分けを徹底します。 - 確実なリカバリ保証
世代バックアップに加え、定期復元リハーサルを行い、「必ず戻せる」状態を常時確認します。 - 障害原因の根本排除
脆弱性情報の継続監視と、場当たり的ではない恒久対策を実行します。 - アップデートの安全確保
ステージング環境での検証後、本番反映を行うアップデート運用で、壊さない更新を実現します(WPコア/テーマ/プラグイン)。 - 攻撃の遮断
WAF/ログ整備/レート制限/2FAなどの多層的な設定で、攻撃面の最小化を図ります。 - 緊急時の専門対応
即時復旧(原因究明→封じ込め→再発防止)までをワンストップで対応します。
WP KEEPERの料金表

WordPressのハッキング・改ざん復旧サービスと継続的なWordPress保守サービスの併用で、緊急時の初動と再発防止をワンストップに。
「まずは現状把握から」の方は、WordPress専用の無料セキュリティ診断ツールをお試しください。現状の弱点と優先順位を明確にします。
WordPress保守サービスの料金表は、表面的な「安さ」ではなく、「停止しないための仕組み」と「戻せる体制」がどこまで含まれるかで比較してください。それが、最終的に一番安く済む方法です。
WordPressサイトは「安心・安全」に管理・運用を
まずは無料セキュリティ診断で状態をチェック
WordPress専用の無料セキュリティ診断ツールを使えば、脆弱性や設定不備を手軽に確認できます。「自分のサイトが今どれだけ安全か」を把握することが、安心運用の第一歩です。
WordPress無料セキュリティ診断既にトラブルが起きているならすぐに修正・復旧を
ハッキング・改ざん・ログイン不可など、深刻なトラブルは放置すると被害が拡大します。WordPressのハッキング・改ざん復旧サービスなら、最短1時間で復旧対応。早期対応で、信頼やビジネスの損失を防ぎます。
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復旧だけで安心するのは危険です。今後の被害を防ぐためには継続的な対策が欠かせません。定期監視・アップデート・バックアップを一括で任せられる継続的なWordPress保守サービスで、長期的に安全な運用を実現しましょう。
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この記事の執筆者
2010年、ソフトウェア開発会社に入社。業務用クラウドサービスの開発に従事し、自社プロダクトの構築や、ユーザー向けデモンストレーションなどを幅広く担当。2012年に退社後、海外での中期滞在を経て、2013年よりフリーランスとしてWeb制作業を開始。2017年、株式会社KOP(ケーオーピー)を設立し、代表取締役に就任。Webクリエイターとしての実務経験を土台に、現在はディレクター/Webコンサルタントとしても活動中。中小企業のWeb戦略に強みを持つ。








