WordPress保守とは?対応範囲と料金相場、失敗しない選び方のポイントを徹底解説

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WordPress保守とは?対応範囲と料金相場、失敗しない選び方のポイントを徹底解説

WordPressで作ったサイト、公開してから「更新されずに放置」していませんか?

実は、WordPressサイトは「作ったあとの管理=保守」がとても重要です。
本記事では、WordPress保守とは何か、対応範囲や料金の目安、業者選びのポイントをわかりやすく解説します。

WordPress保守とは?

WordPress保守とは、サイトを安全かつ安定して運用するために必要な管理・メンテナンス作業のことを指します。

放置すると、セキュリティリスクの増加や表示崩れ、最悪の場合はサイト改ざん・ウイルス感染といった被害につながることも。
その予防・対応をしてくれるのが「保守サービス」です。

WordPress保守の「対応範囲」と「料金相場」を徹底解説

一口にWordPress保守と言っても、そのサービス内容は業者によって大きく異なります。費用対効果の高い業者を見極めるため、まずは料金相場が「何によって決まっているのか」を明確に理解する必要があります。

なぜ費用に差が出るのか?サービスレベルの3つの分類

WordPress保守の月額費用は、提供される「セキュリティ対応の強度」と「トラブル時の責任範囲」によって、以下の3つのレベルに分類されます。特にセキュリティ関連の機能に注目して、自社に最適なレベルを判断してください。

サービスレベル月額の目安主な対応範囲と潜むリスク
レベル1
基本更新代行型
10,000円
〜18,000円
・対応範囲:コア/プラグインの更新代行、定期バックアップ、バックアップ復元作業。
・潜むリスク:不正改ざんチェック、セキュリティ強化、マルウェアスキャン機能がオプション、または含まれないケースが多く、予防の強度が低い
レベル2
標準セキュリティ対応型
20,000円
〜35,000円
・対応範囲:更新代行に加え、サイト死活監視、不正改ざんチェック(簡易)、専門家による軽微なトラブル対応。
・潜むリスク:復旧費用は月額に含まれないことが大半。また、セキュリティの専門性に業者間で大きな差が出るため、選定が難しい。
レベル3
包括的技術顧問型
35,000円〜・対応範囲:上記全てに加え、ファイアウォール(WAF)、不正アクセス監視、技術的な相談無制限、サイトパフォーマンス改善などコンサルティング要素を含む場合あり。
・潜むリスク:費用は高いが、サイトの技術的安定とビジネス成長を両立できる。

料金相場を読み解く最重要ポイント:安価な「基本更新代行」の限界

月額費用が安価な「レベル1:基本更新代行型」のサービスは、最低限の作業代行にはなりますが、これだけでハッキングを防げるわけではない点に注意が必要です。

最も大きな問題は、「不正改ざんチェック」「マルウェアスキャン」「セキュリティ強化」といった予防機能が標準で含まれないことが多い点です。

作業の代行 vs リスク管理

WordPressの更新は、あくまで「作業」です。本当の脅威である複合的な脆弱性や、まだ知られていない攻撃(ゼロデイ攻撃)は、専門家による継続的な監視体制がなければ見抜けません。

「安くて自動でやってくれるから十分」ではなく、「プロの知見とセキュリティ専門機能がなければ防げないリスク」があるという視点を持つことが、サイトの信頼性を守る上で最も重要です。

失敗しない保守業者の選び方。プロのチェックポイント

価格や対応範囲だけでなく、その業者が「Webサイトの安定運用」というゴールに対し、どれだけの専門的な知見を持っているかが鍵となります。以下の3点を冷静にチェックしましょう。

1. WordPress専門の「深い知識」と「復旧実績」があるか

保守の質を決定づけるのは、単なる「作業スキル」ではなく「知見」です。WordPressはプラグインやテーマの組み合わせによって脆弱性が生まれやすく、その原因特定の難易度も高くなります。

そのため、サーバーや一般的なWeb制作も兼任する業者ではなく、WordPress固有の脆弱性対策やマルウェア復旧経験を豊富に持つ専門家集団を選ぶことが、最も確実な予防保守に繋がります。

2. 「保守(予防)」と「復旧(治療)」のサービスが明確に分離されているか

業者を選ぶ上で、サービスの透明性は非常に重要です。対応範囲が曖昧な「すべてお任せ」系のサービスは、いざという時に「それは対象外です」となるリスクがあります。

むしろ、「復旧」と「予防保守」を明確に分けてサービス提供している業者は、それぞれの対応に特化した専門チームが存在する可能性が高く、責任範囲も明確です。どちらのサービスが必要か、顧客の現状に応じて正直に提案してくれる姿勢こそが、信頼の証となります。

3. 技術顧問として「相談窓口」が機能しているか

保守とは、単にバージョンを更新する作業ではありません。「このプラグインは使っても安全か?」「サイトの表示速度が急に落ちた原因は何か?」といった、技術的な相談や助言に迅速かつ的確に対応できる窓口が重要です。

あなたのWebサイトを技術面から支える「顧問」であるという意識を持ってサービスを提供しているか。この視点で判断することで、長期的なWebサイト運営の安心感が大きく変わります。

まとめ:本業に集中するために適切なサービス選定を

保守業者の比較検討は骨の折れる作業ですが、最も大切なのは、上記で解説した3つの専門的なチェックポイントをすべてクリアできる、信頼できるパートナーを見つけることです。

私たち「WP KEEPERのWordPress保守サービス」は、WordPress専門の知識と透明性の高いサービス設計を通じて、サイトの安全な運用をサポートする専門集団として機能しています。「保守は任せて、本業に集中したい」という方は、ぜひ一度、理想のパートナー像と照らし合わせてご検討ください。

あなたのWordPressサイトは、本当に安全ですか?まずは現在の状態を知ることから、安心への第一歩を踏み出しましょう。

参考:
WordPress の更新 – 詳細な手順 – サポートフォーラム
WordPress のバックアップ – サポートフォーラム
WordPress の安全性を高める – サポートフォーラム
情報セキュリティ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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まずは無料セキュリティ診断で状態をチェック

WordPress専用の無料セキュリティ診断ツールを使えば、脆弱性や設定不備を手軽に確認できます。「自分のサイトが今どれだけ安全か」を把握することが、安心運用の第一歩です。

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この記事の執筆者

大石 和明
株式会社KOP 代表取締役
大石 和明

2010年、ソフトウェア開発会社に入社。業務用クラウドサービスの開発に従事し、自社プロダクトの構築や、ユーザー向けデモンストレーションなどを幅広く担当。2012年に退社後、海外での中期滞在を経て、2013年よりフリーランスとしてWeb制作業を開始。2017年、株式会社KOP(ケーオーピー)を設立し、代表取締役に就任。Webクリエイターとしての実務経験を土台に、現在はディレクター/Webコンサルタントとしても活動中。中小企業のWeb戦略に強みを持つ。

この記事の監修者

上柳 直人
株式会社プロテック システムエンジニア
上柳 直人

2019年にプログラミングスクールを卒業後、株式会社プロテックに入社。Webサイト制作に加え、Webシステムやスマートフォンアプリの開発にも携わる。WordPressをはじめ、クチコミサイト、マッチングサイト、Eラーニングアプリ、ECサイト、コーポレートサイトなど、多様な分野のプロジェクトに従事。フロントエンドからバックエンドまで幅広い開発経験を持つ。

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